『機関車トーマス(汽車のえほん)』とイギリス鉄道遺産、そのほかの話題です。
このブログについて
このブログは『機関車トーマスと英国鉄道遺産』の著者、
秋山岳志が作成しています。

この本を書くにあたって参考にした資料のメモ、
イギリス取材で訪れた数々の鉄道遺産、
機関車トーマスや、
その作者ウィルバート・オードリー関連の事柄などを中心に書いております。
また、その他国内外の鉄道の乗車記も、折に触れてアップしています。

お仕事のご依頼やお問い合わせなどは、以下までお願いいたします。
hiramekarei〔アット〕hotmail.co.jp
(〔アット〕を@に差し替えた上でご利用ください)


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英国運河をナローボートで旅するには?
Cycling in the World 〜日本と世界の自転車事情〜
もよろしくお願いいたします。


●著作●
00:00 はじめに - trackbacks(0)
大井川鉄道へ
仕事の下見のためも兼ねて、自転車を持って大井川鉄道沿線を走ってきました。

まずは品川駅から新幹線で静岡へ。


在来線に乗り換えて金谷駅へ。

静岡以西に投入されている普通列車は3両編成が多く、
短いうえに、トイレがない! はずだったのですが、
今回乗ってみたら、なんと付いてましたね!

うれしくなって、思わず便器も撮影(笑)

ドル箱の東海道新幹線を擁し、JRグループの中でもサービス悪いと評判の東海ですが、
ちょっと見直しました。

大井川橋梁を渡ります。


金谷駅で自転車を組み立て、代官町まで移動。
やってきた下り電車は、元近鉄の車両です。


車内は特急仕様。
かなりくたびれてはいますが、リッチな気分です。


川根温泉笹間渡駅で下車し、近くのそば屋で昼食


再び自転車で抜里駅付近まで移動し、茶畑の中を走る上りSL列車を撮影しました。


家山駅前の寿園カフェで一休み。


上りSL列車が入線してきました。

「門鉄デフ」というデフレクターを装着した特別仕様です。

特にSLファンというわけではないので、このデフの価値はよくわからないのですが、
C11には大げさな気もします。

視察をすべて終え、大和田駅で金谷行きを待っていると、
まず下り千頭行きが入ってきました。

この列車は結構混んでいて、金谷まで立ちっぱなしでした。

金谷からのJR静岡方面行きはかなり遅れましたが、
静岡駅で定番の鯛めし弁当を購入し、宿でいただきました。
22:31 日本の鉄道 comments(0) -
バンコクのBTS
7月に引き続いて、またラオスへ取材に行ってきました。

その帰り、これもまた例によってバンコクに寄り、
BTS(スカイトレイン)で動き回りました。

「2人以上なら、タクシーのほうが安い場合もある」
と在住の友人が言うほど、運賃が高いBTS。

距離にもよりますが、4回乗るのであれば、1日券(140バーツ)を買った方が安いです。


サパーン・タクシン駅に入線してきます。


友人とバンコク散歩を堪能した後、スワンナプーム国際空港までの移動は、
これもいつもと同じエアポートリンクに乗ります。

BTSとの乗り継ぎ駅になっているパヤータイ駅に入
線してきました。


車内はロングシートだけの通勤列車仕様。

空港アクセスとしてより、途中駅で乗り降りする通勤客や観光客への需要のほうが多いようです。

以前、鉄道がなかったときはバス移動だけ、
タクシーは交渉制で大変だったことを思うと、
運賃が高いとはいえ、BTSは観光客にとってはありがたい存在です。
21:35 海外の鉄道(イギリス以外) comments(0) -
クアラルンプールの鉄道(続)
先日のマレーシアへの出張旅行で、
首都クアラルンプールでまた何度か鉄道を利用しました。

今回、初めて乗ったのがMRT。

MRTとはMass Rapid Transitの略。
従来のLRTよりも大きな車両を使い、おもに都心と郊外を結ぶために建設されてそうです。

車内のスペースもかなり広いです。


乗車して、最前部へ移動してみると・・・・・


なんと運転席がありません!
そう、自動運転なんです。

東京のゆりかもめも自動運転ですが、これほど大きくはありません。

駅のホームも広いです。


日本でもそうですが、最近はホームドアが増えてきて、
車両の写真を撮影しにくくなったのは残念です。


今回のKL滞在は1泊だったこともあり、あとはLRTに数回乗っただけ。


忙しい旅行でした。
21:52 海外の鉄道(イギリス以外) comments(0) -
パディントン2に登場した「ゴードン」
映画『パディントン2』をDVDで鑑賞しました。

『ダウントン・アビー』にも出演しているヒュー・ボネビルも出ていることもあって、楽しみにしていました。

ここから先はちょっとネタバレですが、
ラストシーンでは、逃げる「悪党」をパディントン列車で追跡する、
「トレインチェイス」が繰り広げられます。

パディントンと「悪党」が乗り込むのは、まさにパディントン駅。

写真は、昨年夏に撮影した駅構内です。

移動遊園地一式を載せた列車がホームを離れると、
ヒュー・ボネビルお父さん演じるブラウンさんとその一家が隣のホームから出発する列車に飛び乗り、
追いかけるのですが、その列車を牽いているSLに見覚えがあった私。

そう、あの「フライング・スコッツマン」に代表されるA1型機関車の1台でした。

A1型といえば、トーマスシリーズに登場する「ゴードン」と同じですよね。

高速運転を実現するための大きな3つの動輪、細長い胴体、
イギリスSL界の花形といってもいいでしょう。

映画に登場するA1には「60163」というナンバーが認められたので、
こちらのサイトで調べてみると、トルネード号TORNADOだということが判明しました。

映画のシーンでもそうですが、今でも本線運転に駆り出されています
通常の列車以外に、レトロな車両をSLが牽引する本線運転は、
イギリスでは各地で行われているようです。

一方、移動遊園地の貨車を牽いている方のSLは確認できませんでした・・・・・。
ご存知の方がいらっしゃれば、お知らせください。

映画の撮影には、VFXも多用されていますが、
パディントン駅の出発とか、遠景でとらえた走行シーンなんかは、おそらく実写。

こういう技ができるのも、イギリス鉄道遺産の魅力です。
11:19 イギリス鉄道遺産 comments(0) -
バンコクのBTS&空港鉄道
7月中旬、ラオスとタイへ取材に行ってきました。

今回も(というか、毎回ですが)鉄道に乗るチャンスはほとんどなく、
タイのバンコク市内でBTS(高架鉄道)と空港鉄道がすべてでした。

バンコクで世話になった友人によると、
BTSの運賃はタイにしてはかなり高額で、2人以上になればタクシーとほとんど変わらないとのこと。

それでも、道路渋滞無縁でほぼ定時に運行されているし、
また周辺部に延伸されていることもあり、利用者は増えているようです。

前回の利用時には気がつきませんでしたが、
切符の自動販売機に、紙幣が使えるものが出ていました。

1回券、1日券ともに、こんなカード式です。

車内は冷房効きすぎは、東南アジア一般に同じ状況。

冷えたから、とトイレに駆け込もうにも、BTSの駅にはトイレがないので要注意です。

BTSのパヤータイ駅からスワンナプーム国際空港までは、
エアポートリンクが便利です。

通勤に使っている人も多いようで、途中駅での乗降も少なくありません。

こちらの車内も、BTS同様にロングシート。


想定した時間通りに空港に到着し、無事に飛行機に乗ることができました。
15:12 海外の鉄道(イギリス以外) comments(0) -
JR東海のナゴヤ流ビジネス
日帰りで静岡へ行ってきました。

往路、静岡駅までは高速バス、JRに乗り換えて掛川へ向かいます。

東海道線のこのあたりは時々使うので知ってはいましたが、
ほとんどの列車がロングシートのみ、トイレも付いていません。

同じ東海道線でも、JR東日本のエリアを走る列車には付いています。
「緊急時」への対応としても、1か所くらいは付けてくれてもいいのではないかと。

ロングシートにしたほうが、立ち席が多くなりますから、
収容人数は増えますが、せっかくの駅弁や飲み物は食べにくい。


大好きな「鯛めし」を静岡駅で買ったはいいのですが・・・・・

旅情は台無しです。

時間帯にもよるのかもしれませんが、
JR東海の静岡近辺を走る列車は3両編成も多く、需要を満たしていないんじゃないかと思います。

青春18きっぷ利用なんかで東京方面からの普通列車から乗り換えると、
座席が全く足らないことが多いです。

JR東海って、東海道新幹線でぼろ儲けしている反面、
在来線のサービスがおざなりになっている。

まさにナゴヤ中心思想、公共サービスの担い手であるにもかかわらず、
供給側の意志を利用者に押し付ける会社です。

それでも乗らなくては移動できない私でしたが、
この日は運よく往復とも座席を確保。

大井川橋梁を渡り、掛川方面へ。


帰路、静岡〜品川はこだまでした。
09:11 日本の鉄道 comments(0) -
会社別路線図は、不便だ 〜供給側の理論が優先する世界〜
先日、仕事などで栃木へ行きました。

往路、復路とも東武スカイツリーライン、
それに接続する支線を利用しましたが、
この路線は、東京メトロや東急線と相互乗り入れしている関係で、
様々な鉄道会社の車両が使われています。

そうなると、車内に掲示してある路線図、
これが、だいたい、その会社のものだけというケースが多いのです。

乗り入れしている他社のものも、一部は書き込んでありますが、
先のほうまでは出ていません。

たとえば、足利市へ向かったときに北千住から乗ったのは、東京メトロの車両。
路線図を見ると、東武動物公園の先は、数駅が表示してあるだけで、
その先は省略されています。


東武動物公園駅で乗り換えた車両は東急線。
東急はもっとひどくて、自社の路線しか出ていません。


館林駅からは東武の車両に乗りました。

東武の車両の路線図は、乗り入れ先の路線も網羅されていました。

小さいですが、ちゃんとローマ字もあります。


足利から小山方面に乗ったJR両毛線。


こちら、もちろんJRの車両なんですが、路線図はJRのみ。

スペース的に、これ以上書き込むのは難しいかもしれませんが、
一車両に一枚だけ、主要駅だけでいいので、関東圏すべてを網羅した路線図がほしいです。


日本の都市圏、特に東京は大阪は、鉄道網がかなり発達してはいますが、
個々の会社で独自の、しかも自社だけの路線図を掲示しています。
しかし利用者は、目的地に行くためにその路線を利用しているのであり、
鉄道会社で選んでいるのではありません。

一般の商店なら、どういう商品やサービスを提供するかは基本的に自由ですし、
それを選ぶ権利も消費者にあります。
鉄道はそういうわけにはいきません。

公共交通機関ということで様々な便宜を受けていながら、
路線図や運賃制度だけに「私企業」の理論を前面に出されては、
とりわけ、最近多くなっている外国人にはわかりにくいことほかありません。

国際化だ、インバウンドだ、という割には、
まだまだ日本独自の商習慣から抜け切れていないのが現状です。

サービスを提供する側のプロダクトアウト的な発想がまかり通っているのではないでしょうか。


蛇足ながら、この旅の最後のほう、新栃木から南栗橋まで乗った東武の6050系車両。

旧国鉄の急行型車両を思い出させる、硬い(笑)セミクロスシート。

トイレも付いているので、安心です。
10:32 日本の鉄道 comments(0) -
京王線分倍河原駅 〜『ちはやふる』と旧国鉄下河原線
ゴールデンウィーク中の某日、
自転車で多摩川サイクリングロードを走り、分倍河原駅へ向かいました。

途中、自転車と歩行者の遊歩道を通ったのですが、
一部、レールが埋め込まれていましたので、
あとで調べてみると、旧国鉄の下川原線の廃線跡だということです。

これも後日思い出したのですが、
小学校時代の親友がこの近くに住んでいて、
彼の家の窓から、時々DD13にひかれた短い編成の貨物列車が見えました。

おそらく、それが下河原線だったんでしょう。


分倍河原駅では、『ちはやふる』のプチ聖地巡り。

このサイトにいろいろと詳しく書いてありますが、
とりあえずこんな風景。


こちらの片町文化センターは、千早が原田先生の教えを受けたところ。
名前も、そのまま使っています。


2月に訪問した近江神宮のように、
シンボリックな建物があるわけではないので、
行き来する電車を見ながら、千早や太一の姿を思い浮かべるのみです。

22:28 日本の鉄道 comments(0) -
韓国 京元線DMZトレイン乗車記
大学時代の友人Y氏と行った、ソウル1泊2日の弾丸旅行。
その2日目、京元線の「DMZトレイン」に乗車しました。

非武装地帯DeMilitarized Zoneを表すDMZ、
ネットで引くと、最近はコンピューターセキュリティ用語としても使われているそうですが、
軍事国境線付近などで、武器の使用が禁止されているエリアのことを指します。

韓国のDMZは、言わずもがな、北朝鮮との国境地帯、
いわゆる「38度線」の周辺に設定されています。

一触即発の事態ともなれば戦火にまみれる可能性が高い場所でもあるのですが、
韓国では観光の目玉にもなっていて、
特に、テレビでもよく映される板門店は有名で、
私も2度訪問しています。

しかし「38度線」エリアはほかにもあるわけで、
その一つを、今回のDMZトレインの終点からツアーで訪問できます。

ちなみに、DMZトレインはもう一つ、京義線にもあって、
また別の国境エリアを見学できるようです。


京元線のDMZトレインはソウル駅を9:27発。
どうやって切符を買うのかもわからないので、早めにソウル駅に到着して、窓口へ。

スマホの手書きアプリなんかに文字を書きながら、
切符売り場の女性係員に何とか説明して、こちらの切符を入手。

座席指定が書かれていますが、
実際に乗ってみると、お客さんが少なかったこともあるのでしょうか、
どこに座ろうと自由でした。

ホームには、もう列車が待機していました。

3両編成のディーゼル列車。
ソウルから京元線の終点、白馬高原を結ぶ列車はほかにもあるのですが、
このDMZトレインは、外も中も特別仕様になっています。

ソウル側先頭車両に描かれたSLは、
現在の北朝鮮領まで結んでい列車をかつては牽いていたものなんでしょうね。


側面のイラストは、民族の統一を願っているのでしょう。

アナログなサボも素敵です。

車内はかなりカラフルで、国境へ向かう緊張感ゼロ(笑)


窓を向いた席もあります。

ただ、風光明媚なポイントはあまりありませんでした。

壁には「平和」「和平」を表す各国語が散りばめられています。

こういうのって、最近はグーグルの翻訳機能か何かで出すのか、
結構いい加減なものもあります。
日本語も、文字は合っていますが、こうは言いませんよね。

ドイツ語の先生でもある友人のY氏も、ドイツ語の誤記を指摘していました。

私がかつて住んでいたラオスのラオス語はスペルミスなしで、一安心(笑)。


列車は、定刻より少し遅れてソウル駅を発車。
しばらくは大都市ソウルの通勤圏を走りますので、車窓は高層アパートだらけ。

途中でいくつかの駅に停車しますが、乗車してきたのは、鉄道ファンらしき男性1人だけ。
この列車は、DMZツアー専用と位置付けられているようです。
ただ、ソウル駅には改札もなく、車内検札もなかったので、
一般の列車との運賃が違うのかどうか、不明です。

中間の2号車には売店もありますが・・・・・

期待していたコーヒーはありませんでした。
というより、商品らしきものがカウンターには見当たりません。

売店の女性係員、ほとんどやる気なしというか(笑)


この日は、私たち2名を含めても、乗客はたった6人!
もしかしたら、乗客数があまりにも少ないので、営業そのものをやめていたのかも?

窓側を向いたカウンター席でコーヒーでもすすりたかったのですが、残念。


カウンターの上には、乗車した子供たち(と思われる)のメッセージカードがぶら下がっています。


友人との会話にもネタが尽き、車内を探検。
車内の上部に並ぶ写真の展示は、大きく「鉄道」「朝鮮戦争」という2つのテーマになっています。


中には、前線基地を慰問したマリリン・モンローの写真も。


この写真は、ディーゼル機関車が牽く客車列車のようですが、
機関車を日本の新幹線のような張りぼてで覆っています。


トイレは1号車と3号車に。

清潔でした。

列車は、終点の4つ前の駅、漣川で、30分以上の「ドカ停」を行います。

改札口はあっても係員はおらず、駅前をぶらぶら。
食堂や郵便局など、日本でもあるような駅前の風景が広がっていました。

駅構内に置かれていたSL。

これがDMZトレインに描かれている機関車の現物なんでしょうね。

給水塔も残されています。


側線に停車していた、工事用のディーゼル機関車。


発車時刻になり、列車は終点に向けて走り出します。

そして白馬高地駅に到着。


「白馬高地」の名の通り、真っ白に輝く駅舎。

無人駅のようでしたが、駅舎内にはトイレや自動販売機もあります。


線路はここで終わり。この先には、北朝鮮が控えています。

We want to be back on track.
「線路よ、帰ってこい」
ということでしょうか。

白馬高地駅の周辺は閑散としていて、簡単な食堂があるくらい(閉まっていました)。
ここからは、バスによるDMZツアーに参加するのが定番のようで、
私たちも駅前にあるツアー会社事務所で申し込みました。
(このツアーの様子は下のほうにあります)

帰りの列車は16:29発。
どこかに回送されいた列車が入線してきます。


乗車前、「車内のお楽しみ」を買いに、白馬高地駅前にある唯一の商店へ。

農産品が多く、おそらく農協のショップではないかなと。

発車後、さっそく戦利品を開けます。

乗車時間が3時間弱とかなり長いので、旅のお供は必須(笑)
よほどの鉄道ファンでもなければ、音楽とか、本とか、
暇つぶしを持参したほうがいいでしょう。

ソウル駅着の定刻は19:20のはずですが、今度は少し早めに到着。


駅前の食堂で、念願のビビンパをいただきます。



今回のDMZトレイン、旅行前から計画していたものではなく、
ソウルに着いてから、郊外でローカル線にでも乗ってみるか、
とスマホでいろいろ検索しているうちにヒットしたものです。

非武装地帯への旅というと、物々しいというか、緊張感漂うというか、
多少は覚悟して乗ったのですが、列車の行程はただただのんびり。

しかしよく見ると、線路や路床がかなり新しく、
もしかしたら、将来訪れるかもしれない南北直通列車の運行に備えて、
かなり予算を投入して整備しているのかもしれませんね。

そんな日が来たら、ぜひ私も乗りに行ってみたいものです。


[ここからはDMZツアーのレポートです。]
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